以下の安全に関する注意事項は、印刷するなどして常にウォータークラフト内に保管してください。またドックを離れる前に操縦者及び同乗者全員が注意事項を理解し、水上では必ずそれに従ってください。
- 乗船するウォータークラフトのすべての操作機能を知り、理解しましょう。オペレーターガイドを読み、それに従ってください。
- 乗船するウォータークラフトが日本国内の基準を満たし、必要なすべての装置を装備していることを確認しましょう。
- テザーコード(ランヤード)を手首またはライフジャケット(救命胴衣)にしっかり固定します。常に固定した状態で維持してください。
- ウォータークラフトに乗る際は、全員が必ず体に合う国内の基準を満たしたライフジャケット(救命胴衣)を着用してください。操縦者及び同乗者は、以下のような身体を保護できる衣服を必ず着用してください。
- ネオプレン製(ウェットスーツ素材)のショーツ、あるいは織り目が細かく体に合った厚手の服で、同等の保護効果が期待できるもの。たとえば、自転車用の薄手のバイクショーツなどは不向きです。落水やジェットスラストノズルに近づくことによって体腔内に水が入ると、内臓に重大な損傷を与える恐れがあります。
- 通常の水着では、男女を問わず、高圧の水が下半身から体内へ浸入するのを十分に防ぐことはできません。
- 靴、グローブ、ゴーグル/メガネの着用をお勧めします。足にも軽量かつ柔軟な保護具を着用するようにしてください。これは、水中の鋭い岩などによる怪我の防止に役立ちます。
- 船の積載量を知りましょう。超過しないようにお気をつけください。
- 気象状況をよく確認してください。また現地の天気予報に注意を払いましょう。
- 利用する水域のローカルルールを知り、国や地方自治体が定める法律、条例を順守しましょう。
- 海水浴場、定置網、漁港などの進入禁止エリアには絶対に近づかないでください。
- 「伴流禁止」、「優先通行」、「アイドル」などのすべての標示に従ってください。
- 常に周りに注意を払い、周囲の状況を把握しましょう。全方位を見渡し、水上スキー、ダイバー、遊泳者、他のボーターまたはウォータークラフトがいないかをよく確認してください。
- 他の船舶と安全な距離を保ちましょう。他の船舶の近くでのウェイクジャンプやスプラッシングなどの行為、または他の船舶の近くを通過するのは絶対にやめてください。
- ウォータークラフトおよびボートに乗る前または乗船中の飲酒、薬物の使用は厳禁です。
- 必ず特殊小型船舶免許を所有している人のみがウォータクラフトを運転してください。
- 常に安全な速度で航行し、緊急時には停止または航路の変更をしてください。操縦者自身がそれぞれの限度を理解し、その範囲内で運転しましょう。また余裕をもって停止できる距離を維持してください。
- 岸に戻るときも沖に出るときも、岸から十分に離れた誰もいないエリアに来るまで常に低速で航行してください。
- 操舵にはスロットルのパワーが必要であり、ステアリングをきるだけでは進路を変更できません。
- 岸から2海里を超えての走行は禁止です。
- 運河や居住地域の近くでは、特にエンジン音やオーディオなどの騒音をたてないよう十分に配慮してください。水路を共有する他の方の迷惑にならないよう配慮してください。